夏の冷えに梅肉エキス
30度をはるかに超える炎天下の屋外と冷房がきいた部屋の中を、1日に何度も出たり入ったりしていると体がだるくなったり、食欲がなくなったりと、すっかり体調をくずしてしまうことがあります。
とくに女性は、夏の“冷え”に悩まされる方が増えています。夏の冷えは、冷房や冷たい飲み物で体が冷やされて血流が悪くなり、栄養分や熱が、体のすみずみにまでいきわたらなくなることが原因で起こります。手足が冷えるというだけでなく、肌荒れ、肩こり、腰痛、むくみ、めまい、胃腸不良、頭痛など数えきれないほどの体の不調の原因となり、お腹や腰の冷えは子宮や卵巣にもダメージを与えて、婦人科系のトラブルにつながることもあります。夏が終わっても夏の疲れをひきずり、いつまでも体力が回復せずにすっかり体調をくずしてしまうこともあり、冷えは万病の元といえます。
冷えを改善するためには、冷房が強いところでは、首、手首、足首を温めましょう。この部分は体の表面に近いところに動脈が通っているので、ここを温めることで血流がよくなります。スカーフや、ひざかけをいつもご用意されておくといいですね。
食事は体を冷やす生野菜や果物、白砂糖、冷たい飲み物は控えるようにしましょう。体を芯から温める食べ物としては、生姜(しょうが)が大変よろしいです。生姜に含まれるジンゲロールとショウガオールという2つの成分が、体を芯から温めて発汗を促し、血流をよくします。
夏の冷え対策におすすめなのが梅醤番茶です。梅醤番茶の作り方は、すっぱい梅干の種を取って、湯飲みに入れてつぶします。そこに醤油を少々、生姜のおろし汁、番茶を入れ、よく混ぜてできあがりです。とても体が温まります。
さらにおすすめなのが梅肉エキスです。夏の冷え性で悩んでおられるAさんとBさんの2人の方に、梅肉エキスを毎日飲んでいただくという実験をしました。実験を始める前、Aさんは体温と手の温度差が21.7度ありました。Bさんは20.3度ありました。お2人とも見事な冷え性でした。梅肉エキスを1日3g1週間飲み続けた結果、Aさんは手の温度が上がり、体温と手の温度差が9.5度になりました。Bさんも温度差が9.6度になりました。梅肉エキスが血流を改善して、血行不良からくる冷えを改善したわけです。
つらい夏の冷えを上手に乗り切るために、梅肉エキスを1日3g(大豆粒3個分)ずつお飲みください。(2009年7月28日)(イラスト 浅田恵)




