新型インフルエンザ騒動を教訓に

私が暮らしております大阪では、一時期、電車に乗っている方の7~8割がマスクを着用しておられました。新型インフルエンザの感染者が多数出た高校では、先生や生徒がタクシーの乗車を拒否されたり、インターネット上の誹謗中傷の書き込みに、大変悩まされたという話も聞いています。宿泊施設ではキャンセルが相次ぎ、繁華街もずいぶんガランとしておりました。それも、つい2週間ほど前のことですが、今では、電車でマスクをしている方は、ほとんど見かけませんし、街は活気を取り戻しています。感染者が新たに確認されたという報道があっても、人々はそれにあまり反応しなくなったように思います。まさに、熱しやすく、冷めやすい日本人の特性が、現れているなという感じがいたします。あの水際での検疫はパフォーマンスに過ぎないなどという、厚生労働省への批判も噴出し始めていました。

折しも、12日未明、世界保健機関(WHO)は新型インフルエンザの警戒度を現行の「フェーズ5」から、世界的大流行(パンデミック)を意味する「フェーズ6」へ引き上げることを発表しました。インフルエンザパンデミック発生は1968年の香港風邪以来41年ぶりになります。

このニュースを聞いて、やはり外出時はマスクをしたほうがよいだろうかとお悩みの方も多いのではないでしょうか。幸い今回の新型インフルエンザの毒性は弱く、感染してもほとんどの場合が軽症で、ほどなく回復に向かうようです。ですが、これがもし、強毒性の新型インフルエンザの流行であったら、パニックはこの程度ではすまなかったでしょう。

いずれにしましても、今回、私たちが学んだことは、新型インフルエンザは、あるとき突然出現し、世界のどこかで出現すれば、それは必ず日本にも入ってくるということ。そして、非常事態に際して正しい情報を得、冷静に判断し行動することが、どれほど難しいかということです。秋に襲来するといわれている第2波では、新型インフルエンザは、毒性を強めているという予測があります。かねてより恐れられている強毒性H5N1鳥インフルエンザの脅威が去ったわけでもありません。私たちは今回の一連の騒動を教訓に、気持ちも新たに「備えよ常にの心構え」を持つことが大切でしょう。

日本人は古来より疫病(感染症)が流行るたびに梅肉エキスの恩恵を受けてきました。「備えよ常にの心構え」で、梅パワーのつまった梅肉エキスを1日3g飲むことを毎日の習慣になさっていただきたいと思います。(2009年6月12日)