対談を親子2代
『梅家族』8月号の対談ゲストは、料理研究家の土井善晴さんです。本文にもありますが、私は土井善晴さんのお父さまの故・土井勝先生と2度対談をさせていただきました。
親子2代にわたって対談がかなったといえば、昨年3月号にご登場くださった華道家元池坊次期家元の池坊由紀さんがいらっしゃいます。お父さまの池坊専永宗匠とお目にかかってから、ちょうど25年目の対談でしたので、感慨深いものがございました。これも、対談を長く続けることができているおかげでございます。
私から見れば、まだまだ若いお二人ですが、お話が進むにつれて、お父さまによく似ていらっしゃることをひしひしと感じました。
お姿や立ち振る舞いはもちろんですが、物の見方、考え方、とらえ方をお父さまからしっかり受け継いでおられるから、よりお父さまの面影を見たのかもしれません。
伝統や文化は跡を継ぐものがいなければ、一瞬にして途絶えてしまいます。また受け継いだものが、それにあぐらをかけば、やはり瞬時に滅びてしまうものでもあります。跡を継ぐというのは、本当に困難な道だと思います。
伝統と革新に挑んでおられる次世代のお二人に、心からの声援を送りたいと思います。(2010年8月4日)




