目の病気あれこれ
老眼が気になったときが、目の健康を見直すとき
これまで老眼が始まるのは45歳前後とされてきましたが、パソコンなどで目を酷使する機会が多くなった現在、老眼の若年齢化が進んでおり、40歳前後から老眼の始まる人が急増しているばかりか、20歳代や30歳代から老眼の症状を訴える人もいます。
また、老眼が始まることの多い40歳代以降は、「目の成人病」と呼ばれる白内障や緑内障などの目の病気にかかる人が増えてきます。老眼が気になりだしたときは、目全体の健康を見直す時期です。
緑内障
緑内障の患者が増えてくるのは40歳以降で、日本緑内障学会が行った調査では、40歳以上の17人に1人が緑内障にかかっているという結果が出ています。
緑内障は、視神経に障害が起きて、視野が狭くなったり、一部が欠ける病気です。なんらかの原因で眼圧が高まり、視神経が圧迫され、少しずつ視野が欠けていきます。
緑内障の推定患者は400〜500万人に及びますが、緑内障をわずらっている人のうち80%は治療を受けていないといわれます。これは緑内障の多くがゆるやかに進行する慢性の病気で、自覚症状にとぼしいせいだと考えられます。そのため病気に気づきにくく、発見が遅れがちで、気づいたときには病気がかなり進んでいたということも少なくありません。
緑内障が発見されるきっかけでもっとも多いのは、人間ドックの検査です。早期発見するには、定期的な検査を欠かさないことが大切です。
白内障
白内障は、水晶体がにごってものがかすんだり、二重に見えたりする病気です。加齢にともなうものが大半で、早い人では40歳代から始まり、50歳代では約7割、70歳代では8割以上、80歳以上ではほんどの人に白内障が見られます。
水晶体がにごるのは、老化によって水晶体のなかのタンパク質が変性したり、水分の量が変化して成分のバランスがくずれるためと考えられています。初期の白内障なら、目薬などの薬で病気の進行を遅らせることも可能です。手術でにごった水晶体をとり出し、人工の「眼内レンズ」を入れると視力を回復させることができます。
加齢黄斑変性
網膜の中の黄斑と呼ばれる部分の老化現象によって、視野の中心がゆがんだり、黒く欠けたりして見えづらくなります。アメリカでは途中失明の原因としてもっとも多く、ヨーロッパの人にも多い病気です。最近では、日本でも患者が急増していることから、食生活の欧米化が原因の一つではないかと考えられています。格子や方眼紙を片目で見たときに、線が波打って見えるような場合は、できるだけ早く受診することが大切です。
目の病気を予防するには
紫外線をカット
紫外線にはタンパク質を破壊する作用があります。大量の紫外線が水晶体に吸収されると、水晶体のタンパク質が変性し、水晶体がにごって白内障を起こしやすくなります。
紫外線の量は、屋外では室内にくらべて20倍くらいにはねあがります。目に入る紫外線は、帽子とサングラスで、かなりの量をカットできます。帽子ならつばが7cm以上で50%、サングラスならUVカット加工のもので80%の紫外線をカットできるので、ふだんから帽子やサングラスで目を保護するようにしましょう。
ビタミンAとビタミンB群を積極的にとる
目の健康維持に役立つのがビタミンAとビタミンB群です。ビタミンAは、にんじんやほうれん草、かぼちゃ、小松菜などの緑黄色野菜に豊富に含まれています。ビタミンB1とB12は、うなぎ、いわし、かつお、カキなどの魚介類をはじめ、玄米、ごま、大豆、落花生などに多く含まれています。ビタミンB2は玄米、干ししいたけ、納豆、のり、わかめなど、ビタミンB6は大豆やその他の豆類、さけ、さばなどです。
やっぱり梅肉エキス!
どんなによい食べ物を食べても、それが体に効率よく吸収されなければ、よい結果を期待することはできません。梅肉エキスを飲むことを習慣にしていると、胃腸の調子が整って、食べ物の消化吸収がよくなり、栄養素が体にいきわたるようになります。




